テキストサイズ

放課後は図書室で

第12章 サボりの代償

なんか変な文じゃなかったかな?

先輩への気持ちがバレバレじゃなかったかな。

お出掛けって書いたけど、デートの方が良かったかな。
先輩は「デート」って強調していた気がしたし、気を悪くしてないかな…?


先輩のメールを見ながら、先輩を思い浮かべた。


先輩の笑顔を、繋いだ手の感触を、頭を撫でられた感触を、そして優しく甘い声を…。


頬が筋肉痛になりそうな程、にやけた顔が戻らない。

ふと思い立って、先輩からの初メールを「保護」にした。


人生初の保護メールは、しばらくの間、しょっちゅう開かれることになりそう。

こんなことで舞い上がっている自分に苦笑いしながらメールを見ていると、携帯が鳴って思わず声を上げた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ