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放課後は図書室で

第12章 サボりの代償

『日曜日、大丈夫です。
先輩と出かけるの、楽しみにしています。』


大丈夫の一言だけだとなんか素っ気ない気がして、勇気を出して楽しみにしてると打った。

ウジウジ考えてると、また送れなくなる気がして、今回はメールを打ち終わるとすぐに送信した。


あーあ、送っちゃった…。

あと3日しかないのに。

まずは着ていくものを考えなきゃ。


気合いが入りすぎてなくて、でも可愛くて…。

そう。あんなにカッコいい先輩の隣を歩くなら、可愛いのは重要かも。


さっそくクローゼットを開けて、掻き回した。

たぶん、シンプルで可愛いやつ。

どこに行くかわからないけど、歩きやすい方がいいかな?

履いていく靴も考えながら服を選んでいると、また携帯が鳴った。

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