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放課後は図書室で

第12章 サボりの代償

持っていた服を放り出して携帯に飛び付いて、慌ててメールを見た。


『良かった!
俺もすごく楽しみだよ。思いっきり楽しませるから、楽しみにしてて!
デートの場所はまたメールするよ。』


メールを読むと、また顔がにやけた。


先輩と、デートの約束しちゃった!


上がりっぱなしの頬と口角を手で覆いながらまたにやける。


『楽しみです!
また待ち合わせの場所と時間も連絡ください。』


テンションが高くなってすぐに返信すると、またクローゼットに戻った。


人生初のデート…。

しかも、斉藤先輩と。


完全に浮かれて舞い上がっているけど、それを止められなかった。

止めるつもりもなかったけれど…。

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