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放課後は図書室で

第15章 それでも好きな場所に

「心配なんてかけてないってば!
それよりさ、このシリーズ、むちゃくちゃ面白いの。入ったばかりなんだよ。」


莉沙が笑顔で机の上に積み上げてある本を指差した。


「へー!って、10冊くらいない?」


「まだ続きがあって、あと5冊くらい出てるんだけど、図書室にはまだないの。ちなみに、まだこのシリーズ続いているんだよ。」


本が面白いとなると、自然にテンションが上がる。
ただ、文庫が10冊近くあると、ちょっとびっくりして…。

でも、そんな私に遥香は悪戯っぽく笑った。


「うわっ、凄い!…でも読みたい!いい?」


私が言うと、紗耶香が1巻目を差し出した。

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