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放課後は図書室で

第15章 それでも好きな場所に

なんだかホントに凄く嫌われてしまったらしい…。


でも、今日は先輩に勇気をもらってきたんだ…。


私は机の下でそっとマフラーに手を伸ばし、握りしめた。

そして…。


先輩、勇気をください…。


そう、心の中で呟いた。


「本が読みたかったので図書室に来ただけです。
斉藤先輩は関係ありませんから…。」


先輩のファンの人達が先輩とか関係ない。

私はマフラーをギュッと握りしめながら先輩のファン達を見上げて言った。

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