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当番に行くと決めてから作戦を練った結果、図書室で極力、先輩と話さないようにしようと考えた。


先輩のファン達は、私と先輩が話をしているのが気にくわない様子なので、先輩とは話さないように。

でも、先輩は誰にでも気さくに話す人なので、話しかけ辛いように読書をして過ごせるように…。


そのため、当番の仕事は先輩が来る前に一通り片付けようと、早々に駆けつけた。


カウンター内を見回すと、ラッキーなことにそれほどやることは多くなくて、これなら作戦通りに進められそうだと安心した。


荷物を隅の机に置いて、マフラーは迷ったあげく、鞄の上にそっと置いた。

…私がここで先輩との距離を置こうとしてても、先輩を拒絶したい訳ではないと意図が伝わればいいと願って……。