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放課後は図書室で

第16章 張り詰めた空気

笑顔で私の顔を覗き込みながら、先輩はテーマパーク2つの名前を挙げた。

…それはどちらも同じようなテーマパークで、この前以上にデートスポットだった。


「…ダメだった?」


呆然として何も言えなかった私に、先輩はたたみかけるように言った。


「…ダメじゃ、ないですけど…。」


恋人同士のデートに最適なスポットに、動揺しながら何とか言った。

そんな所に先輩と行くと考えただけで、胸がドキドキして止まらない。


「なら、いいよね?…いつにしようか?
今度の週末じゃ、早い?来週にする?」

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