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放課後は図書室で

第4章 図書室に訪れた変化

「あっ!斉藤君だ!
今日はもう部活に行ってるみたい。ね、もっと近くで見よう?」


4人組のうち、外を見ていた一人が突然大声を上げた。

ファンの子達は一斉に窓際まで集まってその姿を確認している。


「なーんだ、今日はあっちに居るんだ。」

「ここで待ってもしょうがないね。」

「なんかここも居辛いし。行く?」

「でもここに来るならここに居た方が近くで見られるよ?」

「部活始まったところだし、当分来ないんじゃない?」


図書室内はまた騒がしくなったけど、キャーキャー騒ぎながら出ていく人達が多くて、少しずつ静かになっていった。

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