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放課後は図書室で

第4章 図書室に訪れた変化

「私達も、斉藤先輩呼んできちゃおうか、って話していたんです。」


秋野先生が呆れながら言うと、思わず吹き出した紗耶香が続けて言った。


「斉藤君には悪いけど、何とか一緒に対策を考えないといけないわね。
…部活の後、こっち来てもらいましょうか。」


先生はそう言うと、どこかに電話をかけ始めた。


「ねね、私も一緒にいてもいい?」


先輩を呼ぶという話に、莉沙のテンションが一気に上がり、小声で私達に言った。

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