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「君たちは、1年の図書委員だよね？
ん？君は…。」


先輩は私たちを見ながら笑いかけたが、視線が莉沙のところまで行くと少し考えるように止まった。


「あ、私、三上莉沙です。美希の同級生で、いつも一緒にいるんです。図書委員じゃないんですが、だいたい、ここにいるんです。」


莉沙は紗耶香を押しのけるとみんなの前に出てちゃっかり自己紹介をした。


「そっか、成瀬さんのお友達ね。よろしく。」


先輩はそんな莉沙に対しても優しい笑顔を向けてくれた。