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放課後は図書室で

第5章 閉館後の図書室

「ところで今日は、ここがとても騒がしかったとか…。
俺のせいだったみたいなんですが…。」


先輩が秋野先生の方を向き、本題を切り出した。


「斉藤君のせいじゃないのよ。そんな風に思わないで。
今日は、斉藤君目当ての女の子たちが押しかけて、ちょっとした騒ぎになっちゃっただけなのよ。」


秋野先生は優しい笑顔で言った。

そう、ホントに先輩のせいじゃないんだけど…。


「でも、ご迷惑をおかけしてしまって、すみませんでした。
君たちにも、迷惑かけちゃってごめん。」


先輩は本当に申し訳なさそうに言った。

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