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放課後は図書室で

第2章 出会い

ただ、みんな元々おとなしいタイプなので、図書室でも静かに過ごすことが多いし、あまりクラスの男子と仲良くなるわけでもなく、穏やかに過ごしていた。


別に、男子とか、恋愛とかに興味が無いわけではない。
でも、特段、好きな子がいるわけでもない。


本が好きだから恋愛モノも読むし、ティーン向けの小説だってこの図書室にはたくさんある。
おこづかいには限りもあるし、図書室にある気に入ったシリーズとか、作者のものとか、とにかく読み漁る。

やっぱりそれなりに恋や愛に憧れもあるし、素敵な登場人物には憧れてみんなでキャーキャー言うこともある。


そりゃ、カッコいい男子とか、仲良くなれたらいいけどさ。こんな存在感が薄い、しかも腐女子に片足突っ込んだようなタイプの女子は、カッコいい男子のココロの中には残らないでしょ?

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