
放課後は図書室で
第6章 暗くなった帰り道
「最近は暗くなるのが早くて嫌になっちゃうよ。」
動き出した電車の窓から外を見ながら、先輩は笑顔ながら眉をひそめた。
「ホントですね。暗くなるのも、肌寒くなるのも早くて…。
部活やっていると、余計大変じゃないですか?」
「そうなんだよね。他の所は大会が終わって3年生が引退していたりすると、この時期は少し早めに部活を切り上げるんだけどね。
俺たちはもうちょっとあるから、明るい時間よりも暗くなってからの方が長いんだよ。」
紗耶香が言うと、先輩は笑顔のまま続けた。
動き出した電車の窓から外を見ながら、先輩は笑顔ながら眉をひそめた。
「ホントですね。暗くなるのも、肌寒くなるのも早くて…。
部活やっていると、余計大変じゃないですか?」
「そうなんだよね。他の所は大会が終わって3年生が引退していたりすると、この時期は少し早めに部活を切り上げるんだけどね。
俺たちはもうちょっとあるから、明るい時間よりも暗くなってからの方が長いんだよ。」
紗耶香が言うと、先輩は笑顔のまま続けた。
