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足跡

第8章 初めての外食

「こんな事を急に
言われたら…
困りますよね。。


何にも無い状況で

お会い出来たら良かったのにね」


私は急いで、
彼のフォローをする




彼は私の顔を見ながら
少し考え込んで
重い口を開いた…




『良いですか〜
綾香ちゃんの事を考えた上で話します。


必ずしも…
私の感情はヌキにして。。』



『やるだけの事は
婚約者さんにやってみましたか?



どうして隣町でも
地元に帰ってしまったとしても
婚約者さんの一緒に
ついていかないんです?



彼に対する
綾香ちゃんの気持ちは
そんなモノなんですか?


結婚ってそんなに
簡単なことじゃありませんよ



婚約者さんもです。
彼がここに居ないので
本人には言えませんが、
はっきり言って


仕事を選んでいるから
見つからないんです。


生活していく為には
あくまでもお金が必要で、
彼は甘えとこだわりがあったから
綾香ちゃんを迎えれなかったんです



どちらか、
もしくはお互いが
折れて一生懸命にならなければ、、
上手くいかないのは
当たり前ですよ。


よく考えた方が良いですね』


賢さんの言うことは
ごもっともでした


だから

言うに言えないんです

でも3頭の犬たちはアパート暮らしでは連れていけないし。。

離れたくない。。


これも
私のわがままでした。。


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