足跡
第8章 初めての外食
料理が運ばれてきて
彼は緊張しているのか
手で口元を隠したり
一回一回
口元をナプキンで
拭いていた
おかげで
何を食べているんだか
気を使い過ぎて
こちらも味がしなかった
少し食べ落ち着いたところで …
先に話を切り出したのは私だった
「あの…。
初めてあったばかりで、
お気遣い頂いて
お仕事まで切り上げて
こられた方にこんな事を
言うのも何なんですが…
本当にごめんなさい。。
私、色々とあって
なんか
貴方の期待に答えれるかどうかも……
はっきり言って
どうして
良いのかわからなくて…
道がよくわからないんです」
『!??』
いきなり思わぬ言葉を言われて
戸惑う…賢さん
ナイフとフォークを置きつつ
『ど・どうしたんですか?』
彼の顔をまともに見ることも出来ず
下を向きながら
洗いざらい
今までの事を話した
婚約者の事も
悟の事も
まだ婚約者を心の中で
思って居ることも
結構長く話していたと思う
相づちだけして
真剣に聞いてくれた
話終りに近づくと
なんか
嫌われたかな?って…
不安が心に現れてきた
『思ったより、
すごい話でなくて良かった。
もっと…
子供が2人居て借金まみれです。。
とか…
実は客引きであの場にいました
とか…かと。。』
思わぬ回答に拍子抜けした 私…
『綾香ちゃんは
俺になんて言って
欲しいんだろう?
ここで率直な答えを
言ってしまって
良いものだろうか……』
彼は緊張しているのか
手で口元を隠したり
一回一回
口元をナプキンで
拭いていた
おかげで
何を食べているんだか
気を使い過ぎて
こちらも味がしなかった
少し食べ落ち着いたところで …
先に話を切り出したのは私だった
「あの…。
初めてあったばかりで、
お気遣い頂いて
お仕事まで切り上げて
こられた方にこんな事を
言うのも何なんですが…
本当にごめんなさい。。
私、色々とあって
なんか
貴方の期待に答えれるかどうかも……
はっきり言って
どうして
良いのかわからなくて…
道がよくわからないんです」
『!??』
いきなり思わぬ言葉を言われて
戸惑う…賢さん
ナイフとフォークを置きつつ
『ど・どうしたんですか?』
彼の顔をまともに見ることも出来ず
下を向きながら
洗いざらい
今までの事を話した
婚約者の事も
悟の事も
まだ婚約者を心の中で
思って居ることも
結構長く話していたと思う
相づちだけして
真剣に聞いてくれた
話終りに近づくと
なんか
嫌われたかな?って…
不安が心に現れてきた
『思ったより、
すごい話でなくて良かった。
もっと…
子供が2人居て借金まみれです。。
とか…
実は客引きであの場にいました
とか…かと。。』
思わぬ回答に拍子抜けした 私…
『綾香ちゃんは
俺になんて言って
欲しいんだろう?
ここで率直な答えを
言ってしまって
良いものだろうか……』