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足跡

第10章 愛車

おじいちゃんちに
来るときは
雨なんて降ってなかったのに……






少しお茶を飲んでる間に
日は暮れ…
雨は音を立てて振り出し



慌て帰ろうとした時には
雷まで鳴り出してしまった






おじいちゃんに手を振り
急いで車に飛び乗り
アクセルを踏む




ガリガリ…
Σ(゜д゜;


狭い路地を右折しようと ハンドルをきった瞬間…

愛車のトレノの
右後ろのタイヤの上が
壁に擦れた !!




あっという間の出来事に
ドアと壁が挟まって外に出ることも出来ない。。


パニックになり
頭は真っ白に

とりあえず、一度バックして
何度も何度も慎重に切り返す

行きには
なかった自転車が
曲がり口に停めてあり、
そちらに気をつけて
車を寄せれかなかったのだ



何が起きたかわかっているのに
パニックになり…
( p_q)



心臓はドキドキして


こんな時どうしたら良いかわからなくて



とりあえず近くの
スーパーの駐車場に車を
停め落ち着こうと思った


トレーナーのフードを被りシャワーのような雨粒に攻められるように外に出た…

痛々しい車の傷口を触る



愛車の側面は手のひらサイズに引っ掻き傷と少し凹んでしまった



傷の大きさより
大切にしていた
初めての自分の車に
傷を付けてしまった事が

悲しくて


悲しくて…


涙が溢れてきた


こんなに大切にしていたのに …






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