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足跡

第10章 愛車

賢さん宅は何処だか知らないが
2つ隣の町だった…


だから
無理は言わない


ただ

ちょっとだけ


誰かに


支えて欲しかっただけだから …




―――――――――――――――トルルル♪トルルル♪


『お待たせ〜

今はこれくらいしかして
あげれないけど…

電話代だけでも
気にしないで………



時間が赦す限り…


落ち着つくまで

傍にいるから

切らないから……』






30分?くらい
会話していただろうか

親身に話を聞いてくれ
アドバイスをくれた

ドキドキパニックに
なっていた
胸の高鳴りも落ち着き……

いつしか
笑えるようになっていた





次の土曜日
車の傷口を見て
一緒に直してくれる約束をして
電話を切った

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