足跡
第10章 愛車
受話器の向こうでは
慌て服を羽織るような
音が聞こえる。。
――
「……だっ
だいじょうぶ。。……
……体も……」
なんか
賢さんの優しい声に
思わず
抑えていた気持ちが
涙となって溢れだし
話そうと思っても声が…
声にならない。。
「あの……
でん…わ……で良いから
……少しだけ
傍に居て……」
『大丈夫そうじゃないけど……
本当に?
大丈夫なの??』
もう時計の針は
8時半を回っていた。。
それに
外はどしゃ降り。。
「うん」
『待ってて。。
一度電話を切るから。。』
「??」
慌て服を羽織るような
音が聞こえる。。
――
「……だっ
だいじょうぶ。。……
……体も……」
なんか
賢さんの優しい声に
思わず
抑えていた気持ちが
涙となって溢れだし
話そうと思っても声が…
声にならない。。
「あの……
でん…わ……で良いから
……少しだけ
傍に居て……」
『大丈夫そうじゃないけど……
本当に?
大丈夫なの??』
もう時計の針は
8時半を回っていた。。
それに
外はどしゃ降り。。
「うん」
『待ってて。。
一度電話を切るから。。』
「??」