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足跡

第7章 一枚の紙

悟がたまたま
3日間
出張に地方へ行ってしまっていたりして

会うのが4日後になってしまった


木曜日、
仕事が終わって

犬たちと散歩をし
出かける前にもう一度
犬たちの顔をみる


自分の子たち…



アタシが腐っていたら
この子達も幸せにはなれない。


悟も
何となくわかっていたのか
会うなり


馴れ馴れしく
ベタベタして
一方的に話が進み

「これお土産〜」

香水を手渡した


「俺がつけている香水
の小瓶〜
2種類ブレンドしているんだ!
綾香、俺の香水を好きだって
言ってくれていたもんな。
たまたま出先であったから〜」



『あっ、あ・ありがとう』


「俺、久しぶりに綾香に
会ったから、少しだけど
二人きりになりたい」


『えっ?今から?』


なんか

うまく相手のペースに
乗せられてしまって。。
切り出せない。。


しかもプレゼントまで
( ̄▽ ̄;)

何やってんだろう…


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