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足跡

第7章 一枚の紙

いつもなら

マッタリ系の焦らすタイプの悟が…



部屋につくなり
玄関でいきなり壁に押したしてきた


そこには
以前のような優しさはなく


焦りと
不安が入り交じったような独占欲の固まりのような男に変わっていた




ただ
相手に感じもせず


濡れもせず


時が経つのをずっと


我慢していた





家の門限ギリギリの時間まで 悟は放してくれず
抱かれていた


元カレと離れた際に
淋しさをごまかす為に
安心を求めるために
セックスしかなかった
自分が



こんなにも
心無いセックスが
苦痛だと初めて知った




髪も半乾きのまま
hotelを後にし


肝心な事を話す間もなく
車から飛び降りた




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