
愛されて。
第1章 第Ⅰ章
次の日、仕事が終わったあたしは夜の街を歩いていた。
そんな中、着信音がなった。
~♪♪~♪~
Re:
彰吾
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今から、会えない?
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「わかった。
商店街の時計塔の下で待ってるわ。」
と、送信。
商店街を歩き、時計塔に後少しで着くと言う所で肩を叩かれた。
またナンパかしら?
顔を見るとヤりたくなるから、無視して歩こうとした瞬間、頭上で聞こえた男の声。
「瑞希?
お前、瑞希…だろ?」
振り向かないでもわかる…。
あたしがずっと求めていた人。
「……航輝」
航輝…
あぁ、昔と全然変わってない。
貴方のその低い声
あたしよりずっと高い身長
大きな胸元
その柔らかそうな唇
全部、全部変わってない。
