
愛されて。
第1章 第Ⅰ章
「姉ちゃん。
俺ともシてよ…」
あたしはいい姉を演じて来た。
だから一応、誘いを断る。
「何いってるの?あたし達、姉弟よ?
ダメに決まってるでしょう。」
多分、頼斗は身を引かない
それをわかってるから、あえて断る。
「やだっ!知らない男とはシてるのに俺はダメなの?姉弟とか関係なしに、俺は姉ちゃんを抱きたい」
ほら、ね?
だからあたしは、頼斗と一夜を供にした。
言ったでしょう?
あたしは姉弟だからと言ってヤらないなんて事はしない。
そんなあたしは狂っているのかもしれないわね。
