
愛されて。
第1章 第Ⅰ章
彰吾と別れ、あたしは今街を歩いてる…
「航輝……」
なぜ私は航輝を忘れられないのだろう。
もう一度、航輝に抱かれたい…
あの大きな胸に包まれたい…
あの柔らかい唇…を感じたい
だけど、もう逢うことはない…。
だからあたしは、いろんな人に抱かれ航輝を忘れようとする。
彰吾もその内の一人。
本来なら一度限りで終わるけど、彰吾は違う。
身体の相性がよかった。
航輝には、負けるけど。
「ねぇ。お姉さん一人?
俺達と遊ばない?」
ナンパ…かしら。
見た目は、悪くないわね。
下も。
問題は“連れ”ね。
悪いけど、“連れ”はなしにしてもらいましょうか。
