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lovestory

第4章 貴方との想い出

早朝からごみ袋を手にして
良樹との想い出を次から次に棄てた


次から次に
何かにとりつかれたように


鏡に映る可南子は
表情を変えず作業の様に
袋へ


指輪もゴミに
ネックレスも
誕生日に貰った服も

すべては


無駄なゴミになった

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