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lovestory

第5章 愛しいと思う

不動産屋さんが見えた
まだ一時間もある…ペットの飼える部屋に移らなければいけないし…
覗いてみよう…



可南子は、走り出した。



看板を観ながら
ペット…ペット…とブツブツ言いながらみいっていた。


店内からスーツを着こなした
若い男性が現れ

「宜しければ社内にもまだ御覧戴ける物件がございますので、どうぞ」と
案内された。


可南子は、招き入れられた
椅子に座り、条件を提示した。


駅から少し奥にあるが
静かな環境で公園が前にある
ペットOKのマンションがあると
説明を受けた


明日午後にでも見学に行きたいと
言った可南子は、差し出されたお茶をのみ。アンケートを記入し
名刺を頂き、不動産を後にした。



ペットショップの入口に
寿が嬉しそうに立っていた。

可南子は手を挙げて
ここよ~と
伝えた。

寿は、小走りに可南子の傍にきて
可南子の冷たい手を握り
二人は、見つめあい
共にあるきだした。

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