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lovestory

第5章 愛しいと思う

寿は、名前を考えていた
可南子は寿にビールを手渡し
おつまみを作っていた。

仔犬は、寿にじゃれついて
離れない。


「寿…驚かないでね。あのね。明日
いや…あの。一緒に住まない?」

可南子はうつ向いたままだ。


「可南子さ…ん ほんとに?ほんとに?
まぢで?嘘とか無しだよ。住みたい!」
万歳をしながら寿は仔犬を抱き
可南子に駆け寄る


「で、明日不動産屋さんに物件を見に行くの…あたしが選んでもいい?」

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