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lovestory

第5章 愛しいと思う

「勿論!…でも…僕は、もうすぐ
オーストラリアに向かうから…」
残念な顔をして可南子を見る寿


「大丈夫よ。寿がよかったら部屋の鍵をくれたら荷物はちゃぁんと移動させておくし…あっ!要るものにガムテープ貼っといて、後は棄てちゃう(笑)あ…ごめんなさい。出過ぎた事かな…」可南子が寿をみた



寿の目はランランと輝き

「可南子さんに見られて嫌な物は
無いから、全部見せる!任せる!でも…ちゃんと住所は教えて(笑)」



可南子は笑いながら
「当たり前じゃないの。寿が帰国するまでは、あたしとこの子と待ってる。じゃぁ!任せてね♪」可南子は飛び上がる心を抑えて
仔犬を撫でた。



マーブル模様の綺麗な仔犬

マーブ…ル


「寿が…可南子さん!マーブルにしない?マーブル名前だよ仔犬の…」


「かわいー。マーブルさん。いぃね」



二人は同時に仔犬の名前を呼んだ


仔犬は、お座りをしたまんま
二人を見上げ
にこぉっと笑顔になったように見えた。

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