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lovestory

第6章 新しい生活

寿との会話中に
ガサゴソガサゴソ音が聞こえ…

「忙しいよね。今晩オーストラリアへ向かうから…わたしお邪魔しちゃったかな(笑)」なんて、絶対邪魔だと言わないのを知っていたが…聞いた。


「とんでもない!邪魔なわけないよ
可南子さんに見られたくない物を
処分してるんですよっ」
ふて腐れたように聞こえた。


「大丈夫よ。何を見ても、寿を嫌いになれないもの。安心してオーストラリアへ旅立って、ずっと待ってるから
あ…それから、新しい住所決まりました。メモしとかないと帰国した時に
帰る家がないわよ。」
静かな口調で寿に住所を伝えた。



「じゃあ♪明日 寿の部屋向かうわね
手紙頂戴ね。わたし、待ってるから」

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