トライデント
第4章 輝ける瞳
「おら!何さぼってやがるんだ!」
大男がレヴォンを掴んだ。
レヴォン「うわ!何しやがる!離せ!」
ジタバタとするレヴォンだったが、まだ子供のため大男に力では勝てなかった。
リディア「や、やめてください!この人はまだここへきたばかりで!」
リディアは止めるが大男はレヴォンを離さなかった。
「ぐへへ、ならここの掟を身体に教え込まないとな。」
レヴォン「ぐああああ!」
大男はレヴォンの関節を締め始めた。
新参者になんて残酷なことをするのだろう、そう思ったリディアは目を開いた。
「う、うぐああああ…ああ…。」
石になった男をみてレヴォンは驚いた。
レヴォン「きみは、いったい…。」
リディア「ごめんなさいレヴォン様、どこか2人きりになれる場所で話を聞いてください。」
リディアは目を開いたままレヴォンに言った。