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トライデント

第1章 秩序のための別れ


その地には、国境もなく争いもなかった時代だった。



街や村は貧しかったが、平和ではあったのかもしれない。





人々は、世界で何が起こってるかも知らないまま、悠久のときをすごしていた。





そこにいた六人の少年少女達、彼らもまたその人達であった。

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