
トライデント
第5章 強きゆえに…
さらに勝ち進んでいく2人、信じられないことにこの2人は武器を使わずに戦っている。
格闘向きなのだろうか?と会場の者達は思っていたが、そうでもなかった。
ハーデスの準決勝、初めてハーデスは木刀を手にとった。
生徒は知っていた。ハーデスとゲオルグはまだ手加減をしてくれていたことを。
そしてハーデスの準決勝の相手は、ハーデスが武器を持って戦ってくれることを光栄に思った。
勝負は始まり、ハーデスが拳ではなく剣を振るった。
居合い、そして威圧!相手は間合いがあるにも関わらず、その波動に吹き飛ばされた。
ドス!!
「ぐっ、…う。」
ハーデスは腹に木刀を突き、相手は気絶した。
勝負アリだった。
ハーデス「ゲオルグ、感じるぜ…。」
