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トライデント

第2章 不安定な神話


部屋を出ると、そこには雄大な神殿が広がっていた。



修行をするもの、家事をするもの、何もせず祈るもの、全てがそこにいた。




イオ「な、なんなのこれ。」



「これがこの国の有り様でございます。見て見なされ、混沌とした人々を。従う者もおらず、ただ修行にあけくれている。」




イオは抜け出すのを一旦やめる選択をして、神殿内を見回ることにした。



「ご案内いたしますよイオ様。」



イオは、なぜ元老院がこんなにも丁寧なのか不思議だった。

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