
トライデント
第6章 ハーデス覚醒
ボウ…、ボウ、
ハーデス「待て…、ゲオ、ルグ…。」
一同は一斉に振りかえった!
ゲオルグ「ハーデス??」
ゲオルグは信じがたい光景を目の当たりにした。
それに一目散に駆け出すものがいた。
デイジー「ハーデス!!」
ゲオルグ「待て!デイジー!」
ゲオルグは後ろからデイジーを捕まえて止めた。
デイジー「何するの!ゲオルグ!ハーデスの、手当てをしないと。」
ゆらゆらとハーデスは起き上がりはじめる。
ゲオルグ「忘れたのか?さっきヤツは僕の胸の中で息絶えたはずだ。」
デイジー「離して!生きてるのよ!ハーデスは!!」
暴れるデイジーをなんとか取り押さえるゲオルグ。
ゲオルグ「手応えはあった。たしかにヤツの死をみた。」
デイジー「じゃあ!ハーデスは!!」
エルメスもかけつけた。
エルメス「やはり、私の予想は当たっていたようですね。姫様、ハーデスを見てみなさい。」
デイジーは正気になり、ゆっくりハーデスを見てみた。
