
トライデント
第11章 禁断の力と希望
ゲオルグは一晩ペガサスと語り明かした。
ペガサス「本当に不思議だね、ゲオルグさん。初め会ったときはこの人ともいずれ戦わなきゃいけないって思ったのに。今はこうはして会話できてる。」
ゲオルグ「争う必要なんてない。ゼウスさえなんとかすればよいだけだ。あとは、レヴォンだが…。」
そのときイオが凄まじい光を纏って目覚めた。
ペガサス「イオさん、おはよう。完全に回復したんだね。」
イオ「…、お、おはようペガサス。私、白蛇に噛まれて。」
ペガサス「そう、そんでここにいるゲオルグさんが必死で助けてくれたんだよ!」
イオはゲオルグをみた。
イオ「え!?ゲオルグ?ああ、ありがとう。」
ゲオルグ「ふふ、おかげでアリシアに会えたよ。」
イオは驚く。
イオ「アリシア!?無事だったの?」
ゲオルグ「ああ、殺されかけたけどね…。」
ゲオルグは皮肉に笑いながらアリシアのことなどこれまでの流れをイオに話した。
