トライデント
第4章 輝ける瞳
リディア「あなたとは住む世界が違うようです。さあ、去ってください。」
リディアはふっと顔を隠す。
レヴォン「ふふふ…。」
パッ!
リディア「きゃあ!!」
リディア(し、しまった!!)
リディアはレヴォンに両手で顔を触れられ、びっくりして目を開けてしまったのだ。
リディア「み、みちゃ…だめ…。」
レヴォン「なんと、綺麗な…。」
リディア「なっ…。」
リディアは信じられなかった。
目の前のレヴォンがはっきりと見える。
凛々しく、自由で希望のようなレヴォンがはっきりと見えるのだ。
しかも石にならずに見つめ合えている。
リディア「あ、あなたはいったい…。」
レヴォン「だから、レヴォンだって!君は?」
リディア「り、リディア…。」
リディアの瞳から涙が溢れだした。