テキストサイズ

ルーレット「00」

第7章 成就

リッちゃんは、泣く俺を抱き締めてくれた。



「うん。」



そう言ったリッちゃんは、頼りがいのなさそうな、厚みのない胸なのに何故か安心出来た。


男同士のSexの仕方だって、片想いをしながら知ったし、さっきまで俺はリッちゃんに入れようと思ってたくらいだし。

年頃の男子の下半身なんて、想像が出来ないくらい『野蛮』なのに…


だけど…



今は

それどころじゃ無いくらいプラトニックに愛し合いたい。


手をつないで

見つめあって

笑い合えるだけでも幸せになれる。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ