テキストサイズ

ルーレット「00」

第4章 愛し方

直人Side



パタン…



『直兄に愛されたいから!!』



リッちゃんのその言葉に満足した。

俺は振り返りもせず、リッちゃんを残して部屋に戻ったけど…顔がにやけておさまらない。



死ぬほど嬉しいんだ。



デレた顔を見せたくなくて足早に退散したが、部屋に帰ってもリッちゃんの言葉が蘇るとにやけてしまう。

俺はフェイスタオルを首にかけ、濡れた髪をガシガシと拭きながら二段ベッドの下に座った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ