テキストサイズ

ルーレット「00」

第4章 愛し方

「も…もう…愛されたいなんて、言わないから…。」



尻つぼみに発せられたリッちゃんの言葉に…重ねた手をゆっくりとベッドの柵に置いた。


意味わかんねぇし。



「…はい?」


「…オレ…大丈夫だからっ。」



そう言ったリッちゃんは、いきなり布団を引っ張り上げて、頭まですっぽりと隠れた。



何が?!

何が大丈夫なんだよ!!



って、リッちゃんが大丈夫でも、俺が大丈夫じゃない!!

ストーリーメニュー

TOPTOPへ