テキストサイズ

ルーレット「00」

第4章 愛し方

利安Side



置いていかれた俺は、バスルームに置いたままのI字のカミソリを手にしていた。



本当に…
切ったら愛してくれるのかな?



ぼーっとそんな事を考えて…自分の股間にカミソリを当ててを引いた。



「い"ぃっ!!」



切り落とす様な力はなく…無意識に近い状態で刃を滑らせていたので、本当に軽く切れた。


が、ズキズキと痛むし、ドクドクと血は流れ、バスルームに血の匂いが充満して行く。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ