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ルーレット「00」

第4章 愛し方

ベッドに入るには、余りにも早過ぎる時間に持て余す。



かと言って、リッちゃんの泣き声を聞き続ける勇気もない俺は、耳を塞ぐ様にヘッドホンをして、英語のリスニングをしながら勉強をして気を間際らした。


外が明るくなるまで…



二段ベッドで寝ているリッちゃんが気になって、ベッドに入って寝付く事も出来なかった。



好き過ぎて、こんなに苦しむなら、こんな恋を知らなければ良かったと思うのに…


現実に目の前にいるリッちゃんを見ると、やっぱり好きで…好き過ぎて…苦しくてもやっぱり好きって気持ちは消えたりはしない。

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