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ルーレット「00」

第6章 独立

「…ヤ。」



そう言って首を横に振るリッちゃんに、俺は欲情しかしないのに。



「脱がして貰いたいのか。」



俺はそう言って、軋むベッドに膝をついき、リッちゃんに詰め寄った。


部屋着のリッちゃんはTシャツにスエットそれにカーディガンという、いかにも「脱がせて」と言っているような軽装で、スエットの裾を掴むとつるんと脱げる。


リッちゃんも焦って腰のゴムのところを引っ張り掴んで、抵抗に足をばたつかせた。



「い"!!」


「痛いならジッとして!!」

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