テキストサイズ

ルーレット「00」

第6章 独立

「リッちゃん!!」



布団に包まって隠れようとするリッちゃんを、布団から引っ張り出して床に座らせると、痛いのか微妙にプルプルと震えている。



「どしたの?怪我?!…見せろ、誰にヤられたの。」



許せない!!
俺のリッちゃんに怪我させるなんて。
しかも…場所が場所だし!!


襲われた?!


帰って来た時は普通だったから、そんな事ないだろうし。


俺が思考を目ずらせている間、半べそで首を横に振るだけのリッちゃん。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ