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君のおかげで

第7章 後夜祭



ドカンドカドカドカン


「きれい…」

花火だった

「…」
俺はなにも言わず眺めていた

「毎年告白が成功した数だけ花火をあげるの
だから毎回ちがうんだよ」


「そか…」

「私もいつか…」


「えっ?」

「ううん、なんでもないねー、今度遊びにいこ二人で」

「あー、いいよ」

「約束ねじゃあまた」

がらがら

いってしまった…

(あいつ…)

『私もいつか…』
隼人はそう聞こえた

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