テキストサイズ

中学生の時に気づいた

第1章 初めてヤったのは、女でした。


土曜日、俺たちは駅前で待ち合わせをした。



「お待たせ!

じゃ、行こっか。」



「どこ行くんだよ?」



「まぁ、ついて来て!」





そしてついた場所は、ラブホだった。




「なんでここなんだよ。」



「だって、いつまで経っても、
また今度なって言われるのは嫌だもん。」



「……分かったよ。」




これが終わったらこいつとは別れる。
そう決めて、俺はラブホに入った。




「…私、シャワー浴びてくるね。」


「ああ。」




萌恵が行くと俺は、ベットに寝転がった。

ヤりたくない。


なんでそう思うかは分からない。



なぜか俺は、女に対しての性欲が無いんだ。





少しして萌恵は、ルンルンでシャワーを浴びて戻ってきた。




「じゃ、俺もサッと浴びてくる。」


「うん。」



最近気づいたが、もう俺は萌恵が好きじゃないんだ。

顔が赤くなってる萌恵を見ても何も思わない。
こういう時、普通の男なら可愛いとか思うのだろうか。




シャワーを浴び、腰にタオルを巻いて出た。



「あ、まだ髪濡れてる。



拭いてあげる。」



「いい。


どーせ汗でまた濡れるから。」


「そう。




じゃ、もうヤる?」



「ああ。」


この時、もう俺は感情を捨てた。




「萌恵、ベットに寝て?」


「うん。」



そっと、ベットに寝転がる萌恵。



その上にまたがる俺。


そしてそっとキスをした。
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白いエモアイコン:共感したエモアイコン:なごんだエモアイコン:怖かった

ストーリーメニュー

TOPTOPへ