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叫べ

第6章 変






少し離れた場所に、熊がいた。




鋭い目をして、僕を警戒している。




一気に血の気が引いた。




思考がストップしてしまう。




『逃げろ、逃げろ』




本能が叫んでいた。




でも、僕の体は動かない…動けない。







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