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叫べ

第1章 迷


女性はなんて答えたかわからないが、降りる様子はなかった。




僕は変わることのない外を眺めた。




どこを見ても緑、緑、緑。




森の奥は暗くなっていて、中に入ったら迷いそうだった。




♪~




その時、僕の携帯が鳴る。




ディスプレイを見ると母親からの着信だった。




「……」




僕は携帯を少し眺めた後、電源を切った。





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