テキストサイズ

叫べ

第1章 迷




はぁ、と再び大きく息をはいた。




外を眺めるとやっぱり変わらない風景で…




あの街が嫌で逃げてきたのに、




ここにいても落ち着かない…




湧き出す感情がグルグルと体中を回りだして、




嫌なことを考えてしまう。




このままここにいちゃいけない、




僕の本能がそう囁いた。







ストーリーメニュー

TOPTOPへ