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幼なじみ

第3章 過ち





 顔が熱い。


翔に聞こえてしまいそうなほどに、心臓がどきどきとうるさく鳴り響いて止まない。


――早く離れてくれ…!


しばらくぎゅっと目を瞑り固まっていると、やっと翔が離れてくれた。


ほっと安堵の息を漏らすもつかの間、ぐいっと翔に肩を掴まれ無理矢理振り向かされたかと思うと――


翔の顔がすぐ近くにあって、唇を重ねられていた。



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