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幼なじみ

第1章 幼なじみ





 ふと、俺の家の隣に建つ立派な家に目を向けた。


白と黒をベースに造られた家は大きく、手入れの行き届いた庭と駐車場までついている。


俺の家もまあまあでかい方なのだが、これと比べれば霞んで見えてしまう。


二階のベランダがある部屋を見上げると、部屋のカーテンはまだ閉まっていた。



「まだ寝てんのかな…」



ぼんやりと閉まっているカーテンを見つめていると、ポケットに入れている携帯が振動した。



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