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幼なじみ

第1章 幼なじみ





 こんな朝っぱらからメールだなんて珍しい。


携帯を取り出し、液晶画面を見ると、そこには'榎本翔'と表示されていた。


不思議に思いながらも受信BOXを開いてみた。



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なに俺の家ガン見してんの?


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「えっ…」



翔から送られてきたメールの本文を読んで、俺は驚きに目を見開いた。


慌てて周囲をきょろきょろと見回してみても、翔の姿はどこにも見当たらない。


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